どっちの方が自分に合った住み良い立地なのかの検証、今回はタワー対決として押上vs赤羽橋です。

つまり東京スカイツリー対東京タワーです。

といっても比較対象の中身に東京スカイツリーも東京タワーも一切出てきませんので悪しからず。

単に東京スカイツリー擁する押上と、東京タワー要する赤羽橋の立地比較です。


押上は墨田区業平2丁目のある地点、赤羽橋は港区東麻布1丁目のある地点で比較しています。

比較にあたっての前提条件は「はじめに：比較事例について」と記事の一番最後に紹介していますので、そちらもご確認ください。


●お気に入り該当度
さて、ではまずはお気に入り該当度について見ていきましょう。

お気に入り該当度は押上に軍配が上がっています。

押上は近隣にお気に入りショップとしてドラッグストア、食品スーパー、コンビニ、ゆうちょ銀行、ダイソー、ミスタードーナツがありました。

赤羽橋は近隣にドラッグストア、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、コンビニ、ゆうちょ銀行がありました。

こう見るとショップの特色も大きく変わりますね。

ここではショップの種類も数も多かった押上の得点が高くなっています。



●近隣ショップ充実度

それでは次に具体的な近隣ショップ充実度を見ていきましょう。

近隣ショップ充実度も押上に軍配が上がっています。

押上は近隣に郵便局、スーパー、カフェ、ファストフード、ドラッグストア、ファミレス、百円ショップ、銀行・ATM、大型商業施設、家具・雑貨店、コンビニと１１種類６１店ありました。

赤羽橋は近隣に郵便局、スーパー、カフェ、ファストフード、ドラッグストア、銀行・ATM、コンビニと７種類２７店ありました。

押上は近くにスカイツリーに隣接した大型商業施設のソラマチがあることが大きいかもしれませんね。

ショップのジャンル数、店舗数ともに押上の方が多くなりました。

その分押上の得点が高くなっています。



●公共交通機関便利度
次は公共交通機関便利度です。

公共交通機関便利度も押上に軍配が上がっています。

今回勤務先最寄駅としては人形町駅に設定していますので、勤務地までの移動時間や乗換回数には少し差が出ています。

また何より押上は圏内駅数が５駅、赤羽橋は圏内駅数が１駅と、ここで大きく差が出ることで得点差も大きくなりました。

押上は押上駅として東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄浅草線、京成押上線、東武スカイツリーライン(曳舟－押上)が利用でき、とうきょうスカイツリー駅として東武スカイツリーライン(浅草－東武動物公園)が利用でき、合わせて２駅５路線利用できます。

赤羽橋は都営地下鉄大江戸線の１駅１路線利用できます。

勤務地までの移動時間や乗換回数とともに、圏内駅数で大きな差が出たことで、押上の得点が高くなっています。



●公共施設充実度
次は公共施設充実度です。

公共施設充実度も押上に軍配が上がりました。

押上は近隣に公共施設として交番、税務署、都税事務所、消防出張所の４箇所ありました。

赤羽橋は交番、消防出張所の２箇所ありました。

どちらもそれほど公共施設の数が多かったわけではありませんので、それほど得点差は離れませんでしたが、それでも２箇所数が多かった分だけ押上の得点が高くなりました。



●学校等教育充実度
次は学校等教育充実度です。

学校等教育充実度は赤羽橋に軍配が上がりました。

押上は近隣にある学校等教育施設は小学校の１箇所があり、保育所は認可保育所６箇所、認可外保育所１箇所の計７箇所がありました。

赤羽橋は近隣にある学校等教育施設は幼稚園、小学校、高校の３種類４箇所、保育所は認可保育所６箇所、認証保育所A型１箇所の計７箇所がありました。

どちらも近隣に認可保育所が多いのは安心できるポイントですね。

ただ保育所の数では差は出ませんでしたが、学校等教育施設数では赤羽橋の方が多くなり、その分赤羽橋の得点が高くなりました。



●生活安心度
次は生活安心度になります。

生活安心度は押上に軍配が上がりました。

押上は災害指定緊急避難場所は１ヶ所もありませんでした。代わりに病院施設数は２３箇所もありました。ただし病院は全て「診療所/クリニック/医院」でした。

赤羽橋は災害指定緊急避難場所は「洪水・地滑り・高潮・地震」に対応した指定避難所が３箇所ありました。また病院施設としても１１箇所あり、中には「地域医療支援病院」や「病院」が含まれています。

赤羽橋は指定避難所が３箇所もあり、「地域医療支援病院」や「病院」もあるのですが、押上は病院施設の数がかなり多いですね。

この病院施設の数の分だけ押上の得点が高くなりました。



●近隣快適度
最後は近隣快適度になります。

近隣快適度も押上に軍配が上がりました。

押上は近隣に治安注意施設としてパチンコ・スロットが２箇所ありました。ただ救急病院は１箇所もありませんでした。

赤羽橋は近隣に治安注意施設としてラブホテルが１箇所でした。ただ救急病院も２箇所となっています。

近隣快適度としては治安注意施設や救急病院が少ない方が得点が高くなります。

そのため合計施設数が少なかった押上の得点が高くなりました。



●最終結果
ということで最終的な結果は下記の通りとなりました。

今回の地点では押上の方が得点が高くなりました。

そもそも今回の比較はタワー対決としてスカイツリー近隣の押上と東京タワー近隣の赤羽橋を比べてみただけで、住環境の比較対象として適切かと言われれば、あまり適切ではなかったかもしれません。

ただ東京の大きいタワーの近くに住みたい、という方にとっては参考になる結果になったのではないでしょうか。（スカイツリー近くと東京タワー近くのどっちに住むか悩んでいる方がいればですが・・・。）

結果的にはわかりやすい違いが出る結果となりました。


ただ、今回はあくまでも押上のある地点と赤羽橋のある地点の比較にしかすぎません。

地点を変えるだけで同じ駅同士の比較であっても全然結果が変わることはよくあります。
（決して押上駅と赤羽橋駅の優劣結果ではありません。ご了承ください。）

是非りっちどっちにログインして実際に気になる具体的な地点を比較してみて下さい。

全然異なる結果になると思いますよ。


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最後に検索にあたっての条件と補足を下記に記載しておきます。

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『条件』
●検索範囲
500m
→徒歩圏内を想定しています。

●お気に入り店舗
食品スーパー、オーケーストア、コンビニチェーン店、ドラッグストア通常店舗、ゆうちょ銀行窓口、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、ミスタードーナツ、ダイソー
→ご家族の方でも単身の方でも近くにあるといいなぁ、というのを個人的主観で設定してみました。

●勤務地等ターゲット住所の最寄駅
人形町駅（ 東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線）
→ここは個々人によって変わる場所ですので、あくまでもご参考程度としてください。


『補足』
■お気に入り該当度
事前に設定したお気に入りカテゴリーに該当するショップがどれだけ設定した範囲内に存在するか、ということを判定した結果になります。

■近隣ショップ充実度
設定した範囲内にどれだけショップが存在するかを判定しています。
お気に入りで設定していないショップも含めた近隣に存在するショップ数になります。

■公共交通機関便利度
設定した範囲内にある駅数や、勤務地等ターゲット住所を設定している場合はターゲット住所の最寄駅までの移動時間、乗り換え回数などを元に判定しています。

■公共施設充実度
範囲内にある公共施設の数によって判定しています。

■学校等教育充実度
範囲内にある学校等教育施設の数によって判定しています。

■生活安心度
災害指定緊急避難場所の有無や洪水等災害リスクの有無によって判定します。
洪水等災害リスクの有無については公表されている地区とされていない地区があり、公表されている地区・地点に該当すると少々差が出やすい項目になっています。

■近隣快適度
範囲内に嫌悪施設と呼ばれる施設の数が少ない方が点数が高くなる項目です。
嫌悪施設という言い方は適切ではないかもしれませんが、風紀を乱す恐れのある施設など、近隣に立地することが嫌がられる施設になります。（不動産用語となります。）
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