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隠れ利便性高い街対決:王子vs日暮里

どっちの方が自分に合った住み良い立地なのかの検証、今回は隠れ利便性高い街対決として王子vs日暮里です。

どちらも住んでいないとあまり行く機会が多くない街かもしれませんが、住むという点では特徴的な利便性を持った街になっています。

王子には飛鳥山公園がありますし、日暮里はなんといっても山手線沿線。

そんな街同士の対決です。


王子は北区王子1丁目のある地点、日暮里は荒川区東日暮里6丁目のある地点で比較しています。

比較にあたっての前提条件は「はじめに:比較事例について」と記事の一番最後に紹介していますので、そちらもご確認ください。


●お気に入り該当度
さて、ではまずはお気に入り該当度について見ていきましょう。


お気に入り該当度は王子に軍配が上がりました。

王子は近隣にお気に入りショップとしてドラッグストア、食品スーパー、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、コンビニ、ゆうちょ銀行、ダイソー、ミスタードーナツがありました。

日暮里は近隣にドラッグストア、食品スーパー、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、コンビニ、ゆうちょ銀行がありました。

どちらもお気に入りショップとしては充実していますが、特に王子は種類が豊富ですね。

またお気に入り施設としては王子は公共施設3箇所、学校施設3箇所、保育所施設4箇所、病院施設15箇所となっており、日暮里は公共施設1箇所、学校施設3箇所、保育所施設5箇所、病院施設22箇所と、どちらも充実しておりあまり差はありませんね。

お気に入りショップの合計店舗数としては日暮里の方が多いのですが、王子はダイソーやミスタードーナツという具体的店舗がマッチしていました。

具体的な店舗がマッチすればするほど得点が高くなりますので、合計店舗数が少ないながらも具体的店舗がマッチした王子の得点が高くなりました。



●近隣ショップ充実度
それでは次に具体的な近隣ショップ充実度を見ていきましょう。


近隣ショップ充実度も王子に軍配が上がりました。

王子は近隣に郵便局、スーパー、カフェ、ファストフード、ドラッグストア、ファミレス、百円ショップ、スポーツジム、銀行・ATM、家具・雑貨店、コンビニと11種類57店のショップがありました。

日暮里は近隣に郵便局、スーパー、カフェ、ファストフード、ドラッグストア、ファミレス、銀行・ATM、コンビニと8種類44店のショップがありました。

特に王子のファストフード、銀行・ATMは10店舗を超えて充実しています。

ここは店舗数の差がそのまま得点差に繋がり、王子の得点が高くなりました。



●公共交通機関便利度
次は公共交通機関便利度です。


公共交通機関便利度は日暮里に軍配が上がりました。

今回は勤務地が人形町駅設定だったのですが、勤務地までの移動時間、乗換回数はそれほど大きな差は出ませんでした。

ただ差が出たのは圏内駅数でした。

王子はJR京浜東北線、東京メトロ南北線、都電荒川線の3路線利用できます。

日暮里はJR山手線や京浜東北線、常磐線などJR各線に加え、京成本線、日暮里・舎人ライナーと7路線利用可能です。

この圏内駅数(=利用路線数)の差がそのまま得点差に繋がりました。



●公共施設充実度
次は公共施設充実度です。


公共施設充実度は王子に軍配が上がりました。

王子は近隣に公共施設として交番、地域庁舎・出張所、区役所、その他図書施設と4種類7箇所の施設がありました。

日暮里は近隣に交番、地域庁舎・出張所、消防出張所、都税事務所、図書館の5種類5箇所の施設がありました。

どちらも暮らしの上で不便は感じなさそうですね。

施設数としては大きな差が出ていないのですが、お気に入り施設である地域庁舎・出張所の数が王子は3箇所、日暮里は1箇所と少し差が出ました。

結果お気に入り施設数が得点に大きく影響し、施設数が多かった王子の得点が高くなりました。



●学校等教育充実度
次は学校等教育充実度です。


学校等教育充実度は日暮里に軍配が上がりました。

ただ僅差ですしどちらもずいぶん学校等教育施設も保育所施設も充実していますね。

王子は近隣に学校等教育施設として幼稚園、小学校、中学校、高校、専門学校等の専修学校、珠算学校などの各種学校と6種類9箇所の施設がありました。

日暮里も王子と同様学校等教育施設として幼稚園、小学校、中学校、高校、専門学校等の専修学校、珠算学校などの各種学校と6種類が近隣にありましたが、施設数は10箇所と、王子に比べて1箇所多かったです。

また保育所施設は王子も日暮里も同じ6箇所となっています。

正直住む上では学校等教育充実度の違いはほぼ違いはないといっても過言ではありませんが、それでも施設数の差の分だけ日暮里の得点が高くなりました。



●生活安心度
次は生活安心度になります。


生活安心度も日暮里に軍配が上がりました。

王子は近隣に災害指定緊急避難場所がありませんでした。1箇所も近隣にないのは少し心配かもしれませんね。

日暮里は近隣に災害指定緊急避難場所として「洪水・高潮・内水氾濫」に対応した指定避難所が4箇所、「洪水・地滑り・高潮・内水氾濫」に対応した施設が1箇所、計5箇所ありました。

また病院施設としては王子は近隣に33箇所あり、日暮里は35箇所ありました。病院施設数としてはほぼ同じ数揃っていますね。

ここも施設数の差がそのまま得点差となり、災害指定緊急避難場所の数の差が大きく影響し、日暮里の得点が高くなりました。



●近隣快適度
最後は近隣快適度になります。


近隣快適度は日暮里に軍配が上がりました。

近隣快適度は治安注意施設、救急病院の数が少ない方が得点が高くなっています。

王子は近隣に治安注意施設としてパチンコ・スロット、ラブホテルの2種類6箇所がありました。

日暮里も同様に近隣にはパチンコ・スロット、ラブホテルの2種類12箇所がありました。

日暮里は特に場所柄ラブホテルの数が多くなっており、その差が合計施設数の差となって現れています。

ただ王子には近隣に救急病院があり、日暮里は近隣に救急病院がありませんでした。

ここの救急病院の有無が得点に大きく影響することになり、治安注意施設数としては日暮里の方が多かったのですが、特典としては日暮里の方が高くなりました。



●最終結果
ということで最終的な結果は下記の通りとなりました。


今回の地点では日暮里の方が得点が高くなりました。

とはいえ得点差は本当に微々たるもので、わずか3.2point差でした。

summaryに記載通り、生活安心度の得点差がそのまま最終結果に影響を与えた形ですが、なかなか均衡した良い比較だったのではないでしょうか。


ただ、今回はあくまでも王子のある地点と日暮里のある地点の比較にしかすぎません。

地点を変えるだけで同じ駅同士の比較であっても全然結果が変わることはよくあります。
(決して王子駅と日暮里駅の優劣結果ではありません。ご了承ください。)

是非りっちどっちにログインして実際に気になる具体的な地点を比較してみて下さい。

全然異なる結果になると思いますよ。


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最後に検索にあたっての条件と補足を下記に記載しておきます。

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『条件』
●検索範囲
500m
→徒歩圏内を想定しています。

●お気に入り店舗
食品スーパー、オーケーストア、コンビニチェーン店、ドラッグストア通常店舗、ゆうちょ銀行窓口、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、ミスタードーナツ、ダイソー
→ご家族の方でも単身の方でも近くにあるといいなぁ、というのを個人的主観で設定してみました。

●お気に入り施設
学校等教育施設から小学校、中学校、保育所施設から認可保育所、公共施設から役所・役場、病院から内科、を設定

勤務地等ターゲット住所の最寄駅
人形町駅( 東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線)
→ここは個々人によって変わる場所ですので、あくまでもご参考程度としてください。


『補足』
■お気に入り該当度
事前に設定したお気に入りカテゴリーに該当するショップや施設がどれだけ設定した範囲内に存在するか、ということを判定した結果になります。

■近隣ショップ充実度
設定した範囲内にどれだけショップが存在するかを判定しています。
お気に入りで設定していないショップも含めた近隣に存在するショップ数になります。

■公共交通機関便利度
設定した範囲内にある駅数や、勤務地等ターゲット住所を設定している場合はターゲット住所の最寄駅までの移動時間、乗り換え回数などを元に判定しています。

■公共施設充実度
範囲内にある公共施設の数によって判定しています。

■学校等教育充実度
範囲内にある学校等教育施設や保育所施設の数によって判定しています。

■生活安心度
災害指定緊急避難場所の有無や病院の有無によって判定します。

■近隣快適度
範囲内に治安注意施設と呼ばれる施設や救急病院の数が少ない方が点数が高くなる項目です。
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