どっちの方が自分に合った住み良い立地なのかの検証、今回は再開発対決として中野vs錦糸町です。

今回はどちらも再開発で大きく街全体の印象が変わった街同士の対決です。

中野は西側、錦糸町は北側が大きく変わり、どちらも公園が開放的な印象を与え、住みやすい印象を与える街になっています。


中野は中野区中野３丁目のある地点、錦糸町は墨田区錦糸２丁目のある地点で比較しています。

比較にあたっての前提条件は「はじめに：比較事例について」と記事の一番最後に紹介していますので、そちらもご確認ください。


●お気に入り該当度
さて、ではまずはお気に入り該当度について見ていきましょう。

お気に入り該当度は錦糸町に軍配が上がりました。

この辺りは検索する立地ポイントで全然結果が変わってくるかもしれませんね。

中野はお気に入りジャンルとして近隣にドラッグストア、食品スーパー、コンビニ、ゆうちょ銀行がありました。

錦糸町は多いですね。近隣にドラッグストア、食品スーパー、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、コンビニ、ゆうちょ銀行、ダイソーがありました。

中野もドラッグストアやコンビニの数が多いのですが、錦糸町はそれ以上に多かったです。

ここではジャンルも店舗数も多かった錦糸町の得点が高くなっています。



●近隣ショップ充実度

それでは次に具体的な近隣ショップ充実度を見ていきましょう。

近隣ショップ充実度も錦糸町に軍配が上がりました。

ただどちらもジャンル、店舗数ともに充実していますね。

中野は郵便局、スーパー、カフェ、ファストフード、ドラッグストア、ファミレス、百円ショップ、スポーツジム、銀行・ATM、大型商業施設、家具・雑貨店、コンビニと１２種類７５店ありました。ジャンルが充実していますね。

錦糸町もジャンルとしては同じ郵便局、スーパー、カフェ、ファストフード、ドラッグストア、ファミレス、百円ショップ、スポーツジム、銀行・ATM、大型商業施設、家具・雑貨店、コンビニが揃っており、１２種類１３３店ありました。

近隣の店のジャンルとしてはどちらも同じ１２種類とかなり充実しているのですが、店舗数では大きく差が出ました。

特に大きく差が出たのはスーパー、ファストフードです。

スーパーが近隣に１５店もあるというのはすごいですね。

スーパーやファストフードの店舗数の差がそのまま得点差となり、ここでは錦糸町の得点が高くなりました。



●公共交通機関便利度
次は公共交通機関便利度です。

公共交通機関便利度も錦糸町に軍配が上がっています。

対象となる勤務地の設定が人形町駅になっていますので、どうしても仕方がない部分は出てきます。

実際、勤務地までの乗り換え回数や、５００m圏内の駅数は同じだったのですが、勤務地までの移動時間に差が出ることで得点差が生まれました。

中野はＪＲ中央本線(東京－塩尻)、ＪＲ中央線快速、ＪＲ中央・総武線各駅停車、東京メトロ東西線を利用可能です。

錦糸町はＪＲ総武本線、ＪＲ総武線快速、ＪＲ中央・総武線各駅停車、東京メトロ半蔵門線を利用可能です。

勤務地を別の場所に設定すれば、また結果は全然変わっていたと思います。



●公共施設充実度
次は公共施設充実度です。

公共施設充実度も錦糸町に軍配が上がっています。

中野は近隣に公共施設として交番、税務署、区役所の３箇所ありました。

錦糸町は交番、球技場、各種運動施設の３種類５箇所の公共施設がありました。

どちらも近隣に公共施設が多いというほどではありませんでした。

ただ錦糸町という立地で球技場が２箇所、各種運動施設含め３箇所も運動施設があるのは意外でしたね。

運動施設の数だけ錦糸町の方が得点が高くなりました。

●学校等教育充実度
次は学校等教育充実度です。

学校等教育充実度は中野に軍配が上がりました。

中野は近隣に学校等教育施設は小学校と専門学校などの専修学校、各種学校と３種類９箇所の施設がありました。

錦糸町は小学校、高校、専修学校の３種類６箇所でした。

どちらも共通して専修学校が多いですね。

中野は６箇所、錦糸町は４箇所の専修学校がありました。

この差がそのまま得点差になり、中野の得点が高くなりました。



●生活安心度
次は生活安心度になります。

生活安心度は引き分けになっています。

どちらも近隣に災害指定緊急避難場所はありませんでした。

安心面では心配なところもありますが、どちらも０箇所ということで差はつきませんでした。



●近隣快適度
最後は近隣快適度になります。

近隣快適度は中野に軍配が上がりました。

僅差ですね。

中野は近隣に嫌悪施設としてパチンコ・スロット、ラブホテルの２種類６箇所がありました。

錦糸町は近隣にパチンコ・スロット、場外発売場の２種類７箇所がありました。

場外発売場があるのが錦糸町ならではですね。

結果錦糸町の方が嫌悪施設の施設数が多いので、中野の方が得点が高くなりました。



●最終結果
ということで最終的な結果は下記の通りとなりました。

今回の地点では錦糸町の方が得点が高くなりました。

面白いですよね、どちらも雰囲気の良い公園があって多くのお店があり、住環境としては非常に優れている一方、パチンコ・スロット、場外発売場などがあり、駅を挟んで北と南でどちらも街としての雰囲気が変わる。

どちらもとても味のある街だと思います。

ただ今回は施設数の差で錦糸町に軍配が上がることになりました。


ただ、今回はあくまでも中野のある地点と錦糸町のある地点の比較にしかすぎません。

地点を変えるだけで同じ駅同士の比較であっても全然結果が変わることはよくあります。
（決して中野駅と錦糸町の優劣結果ではありません。ご了承ください。）

是非りっちどっちにログインして実際に気になる具体的な地点を比較してみて下さい。

全然異なる結果になると思いますよ。


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最後に検索にあたっての条件と補足を下記に記載しておきます。

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『条件』
●検索範囲
500m
→徒歩圏内を想定しています。

●お気に入り店舗
食品スーパー、オーケーストア、コンビニチェーン店、ドラッグストア通常店舗、ゆうちょ銀行窓口、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、ミスタードーナツ、ダイソー
→ご家族の方でも単身の方でも近くにあるといいなぁ、というのを個人的主観で設定してみました。

●勤務地等ターゲット住所の最寄駅
人形町駅（ 東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線）
→ここは個々人によって変わる場所ですので、あくまでもご参考程度としてください。


『補足』
■お気に入り該当度
事前に設定したお気に入りカテゴリーに該当するショップがどれだけ設定した範囲内に存在するか、ということを判定した結果になります。

■近隣ショップ充実度
設定した範囲内にどれだけショップが存在するかを判定しています。
お気に入りで設定していないショップも含めた近隣に存在するショップ数になります。

■公共交通機関便利度
設定した範囲内にある駅数や、勤務地等ターゲット住所を設定している場合はターゲット住所の最寄駅までの移動時間、乗り換え回数などを元に判定しています。

■公共施設充実度
範囲内にある公共施設の数によって判定しています。

■学校等教育充実度
範囲内にある学校等教育施設の数によって判定しています。

■生活安心度
災害指定緊急避難場所の有無や洪水等災害リスクの有無によって判定します。
洪水等災害リスクの有無については公表されている地区とされていない地区があり、公表されている地区・地点に該当すると少々差が出やすい項目になっています。

■近隣快適度
範囲内に嫌悪施設と呼ばれる施設の数が少ない方が点数が高くなる項目です。
嫌悪施設という言い方は適切ではないかもしれませんが、風紀を乱す恐れのある施設など、近隣に立地することが嫌がられる施設になります。（不動産用語となります。）
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