どっちの方が自分に合った住み良い立地なのかの検証、今回はアニメ美術館対決として三鷹vs桜新町です。

アニメ美術館対決と言ってもピンとこない方もいるかもしれません。

三鷹には三鷹の森ジブリ美術館があります。

そして桜新町には長谷川町子美術館があります。

つまりジブリ対サザエさんです。

街の立地比較として適切かは分かりませんが、面白そうなのでやってみた、というところです。


三鷹は武蔵野市中町1丁目のある地点、桜新町は世田谷区新町3丁目のある地点で比較しています。

比較にあたっての前提条件は「はじめに：比較事例について」と記事の一番最後に紹介していますので、そちらもご確認ください。


●お気に入り該当度
さて、ではまずはお気に入り該当度について見ていきましょう。

お気に入り該当度は三鷹に軍配が上がりました。

三鷹はお気に入りショップが近隣にドラッグストア、食品スーパー、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、コンビニ、ゆうちょ銀行、ダイソー、オーケーストアと７種類が揃っています。かなり充実していますね。

桜新町はドラッグストア、食品スーパー、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、コンビニ、ゆうちょ銀行、ミスタードーナツと６種類揃っています。こちらも十分揃っていますね。

どちらもお気に入りに設定したお店のジャンルが多く揃っています。求める条件には十分合致していると言えますね。

ただ若干数店舗の数が三鷹の方が多く、その分三鷹の得点が高くなりました。



●近隣ショップ充実度

それでは次に具体的な近隣ショップ充実度を見ていきましょう。

近隣ショップ充実度も三鷹に軍配が上がっています。

三鷹は郵便局、スーパー、カフェ、ファストフード、ドラッグストア、ファミレス、百円ショップ、スポーツジム、銀行・ATM、大型商業施設、コンビニと１１種類６７店舗が近隣に揃っています。

桜新町は郵便局、スーパー、カフェ、ファストフード、ドラッグストア、ファミレス、銀行・ATM、コンビニと８種類３５店舗が近隣にあります。

三鷹はショップのジャンルも店舗数もかなり揃っていますね。

桜新町も決して少なくないのですが、合計店舗数としては倍近く差が出ています。

特に三鷹はスーパー、ファストフード、銀行・ATMの店舗数が１０を超えており、充実しているのが伺えます。

ここは合計店舗数の差がそのまま得点差となり、三鷹の得点が高くなりました。



●公共交通機関便利度
次は公共交通機関便利度です。

公共交通機関便利度も三鷹に軍配が上がっています。

ただここは少し物言いがつく部分でもあるかもしれません。

最寄駅までの徒歩時間や、勤務地（人形町駅設定）までの移動時間、勤務地までの乗換回数、この３つとも桜新町の方が優秀な結果になっています。

特に桜新町の勤務地までの乗換回数は０回と、理想的にも感じられます。

唯一三鷹が勝っているのが５００m圏内駅数ですが、利用できる路線はＪＲ中央本線(東京－塩尻)、ＪＲ中央線快速、ＪＲ中央・総武線各駅停車と基本はＪＲ中央線になります。

桜新町は東急田園都市線と１路線ありますので、実質的な差はあまりなさそうです。

この辺りは計算方法に問題がありそうですね。

人によっては桜新町の方に魅力を感じそうですが、今回の得点としては三鷹に軍配が上がっています。



●公共施設充実度
次は公共施設充実度です。

公共施設充実度も三鷹に軍配が上がっています。

三鷹は近隣に公共施設として交番、地域庁舎・出張所、図書館、税務署、警察署の５種類７箇所がありました。

桜新町は近隣に交番が１箇所ありました。

ここは少し施設数に差が出ましたね。

結果施設数の差で三鷹の得点が高くなりました。



●学校等教育充実度
次は学校等教育充実度です。

学校等教育充実度はなんと引き分けになりました。

三鷹も桜新町も近隣に学校等教育施設が２箇所ありました。

三鷹は小学校と専門学校などの専修学校がありました。

桜新町は幼稚園が２箇所ありました。

施設の種類は違いますが、施設数は同じということで同じ得点になっています。



●生活安心度
次は生活安心度になります。

生活安心度は三鷹に軍配が上がっています。

三鷹は近隣に災害指定緊急避難場所として「洪水、地滑り、内水氾濫」に対応した指定避難所が１箇所ありました。

桜新町は近隣に災害指定緊急避難場所はありませんでした。

１箇所も近隣にないのは少し心配ですね。

１箇所あった分だけ三鷹の得点が高くなりました。



●近隣快適度
最後は近隣快適度になります。

近隣快適度は桜新町に軍配が上がりました。

ここは得点差がかなり大きくなりました。

三鷹は近隣に嫌悪施設としてパチンコ・スロットが３箇所ありました。

桜新町は近隣に嫌悪施設はありませんでした。

桜新町は０箇所というのが大きく、得点差としては大きく差がつく結果となりました。



●最終結果
ということで最終的な結果は下記の通りとなりました。

今回の地点では三鷹の方が得点が高くなりました。

少し物議を醸す箇所もありましたが、全体的な結果としては近隣にショップ・施設が充実していた三鷹に軍配が上がったのは納得性が高いかもしれません。

とはいえ住む視点で考えると大きな差はなかったかもしれませんね。


ただ、今回はあくまでも三鷹のある地点と、桜新町のある地点の比較にしかすぎません。

地点を変えるだけで同じ駅同士の比較であっても全然結果が変わることはよくあります。
（決して三鷹駅と桜新町駅の優劣結果ではありません。ご了承ください。）

是非りっちどっちにログインして実際に気になる具体的な地点を比較してみて下さい。

全然異なる結果になると思いますよ。


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最後に検索にあたっての条件と補足を下記に記載しておきます。

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『条件』
●検索範囲
500m
→徒歩圏内を想定しています。

●お気に入り店舗
食品スーパー、オーケーストア、コンビニチェーン店、ドラッグストア通常店舗、ゆうちょ銀行窓口、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、ミスタードーナツ、ダイソー
→ご家族の方でも単身の方でも近くにあるといいなぁ、というのを個人的主観で設定してみました。

●勤務地等ターゲット住所の最寄駅
人形町駅（ 東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線）
→ここは個々人によって変わる場所ですので、あくまでもご参考程度としてください。


『補足』
■お気に入り該当度
事前に設定したお気に入りカテゴリーに該当するショップがどれだけ設定した範囲内に存在するか、ということを判定した結果になります。

■近隣ショップ充実度
設定した範囲内にどれだけショップが存在するかを判定しています。
お気に入りで設定していないショップも含めた近隣に存在するショップ数になります。

■公共交通機関便利度
設定した範囲内にある駅数や、勤務地等ターゲット住所を設定している場合はターゲット住所の最寄駅までの移動時間、乗り換え回数などを元に判定しています。

■公共施設充実度
範囲内にある公共施設の数によって判定しています。

■学校等教育充実度
範囲内にある学校等教育施設の数によって判定しています。

■生活安心度
災害指定緊急避難場所の有無や洪水等災害リスクの有無によって判定します。
洪水等災害リスクの有無については公表されている地区とされていない地区があり、公表されている地区・地点に該当すると少々差が出やすい項目になっています。

■近隣快適度
範囲内に嫌悪施設と呼ばれる施設の数が少ない方が点数が高くなる項目です。
嫌悪施設という言い方は適切ではないかもしれませんが、風紀を乱す恐れのある施設など、近隣に立地することが嫌がられる施設になります。（不動産用語となります。）
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