どっちの方が自分に合った住み良い立地なのかの検証、今回は銀座商店街対決として十条vs戸越です。

これはつまり十条銀座商店街と戸越銀座商店街を擁する立地勝負、ということです。

どちらも東京ではかなり大きな商店街として有名です。

その大きな商店街の近くの立地は住みやすいのか、ということも併せてお伝えできるのでは、と思っています。


今回十条は北区十条仲原１丁目のある地点、戸越は品川区平塚１丁目のある地点で比較しています。

比較にあたっての前提条件は「はじめに：比較事例について」と記事の一番最後に紹介していますので、そちらもご確認ください。


●お気に入り該当度
さて、ではまずはお気に入り該当度について見ていきましょう。

お気に入り該当度は戸越に軍配が上がっています。

たださすがというのが、十条も戸越もどちらもお気に入りに設定したジャンルが数多く近隣に存在します。

十条はドラッグストア、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、コンビニ、ゆうちょ銀行、ダイソー、オーケーストアと６種類１９店舗が揃っています。

戸越はドラッグストア、食品スーパー、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、コンビニ、ゆうちょ銀行、ダイソー、ミスタードーナツの７種類２２店舗が揃っています。

お気に入り設定は８種類設定していますので、十条は６／８、戸越は７／８、これだけのお気に入りが近隣にあれば、かなり理想に近い場所と言えるかもしれませんね。

ただここは店舗数の差がそのまま得点差となり、戸越の方が得点が高くなっています。



●近隣ショップ充実度

それでは次に具体的な近隣ショップ充実度を見ていきましょう。

近隣ショップ充実度は十条に軍配が上がっています。

ただここはすごいですね、見事に接戦です。

十条は郵便局、スーパー、カフェ、ファストフード、ドラッグストア、ファミレス、百円ショップ、スポーツジム、銀行・ATM、コンビニの１０種類４３店です。

戸越は郵便局、スーパー、カフェ、ファストフード、ドラッグストア、ファミレス、百円ショップ、銀行・ATM、コンビニの９種類４０店です。

ジャンルとしてはスポーツジムの有無だけで、店舗数の差としてはわずか３店だけです。

どちらも全体的にコンビニの数が多くなっており、その他の店舗数としては似たような数が揃っています。

生活する上ではどちらもかなり利便性が高いと言えるでしょう。

ただ３店の差がわずかばかり得点差につながり、近隣ショップ充実度としては十条の方が得点が高くなっています。



●公共交通機関便利度
次は公共交通機関便利度です。

公共交通機関便利度は戸越に軍配が上がっています。

ここは勤務地が人形町駅設定となっていますので、どうしても良し悪しというよりも勤務地に近いかどうかで得点に差が出ます。

最寄駅までの徒歩時間はどちらも3分の立地ですが、勤務地までの移動時間、勤務地までの乗換回数、圏内（５００m以内）の駅数はいずれも戸越に軍配が上がっています。

尚、十条はＪＲ埼京線が利用でき、戸越は都営地下鉄浅草線の戸越駅と、東急池上線の戸越銀座駅を利用できます。

勤務地が浅草線ですので、戸越からは乗り換え無しで行くことができる分移動時間も短くなり、結果得点が高くなりました。



●公共施設充実度
次は公共施設充実度です。

公共施設充実度は戸越に軍配が上がっています。

十条は近隣に交番、図書館の２種類３箇所の公共施設があります。

戸越は多種揃っており、十条と同じ交番、図書館に加え、地域庁舎・出張所や消防署、各種運動施設、プールと６種類７箇所の公共施設があります。

ここは施設数の差がそのまま得点差となり、戸越の方が得点が高くなっています。



●学校等教育充実度
次は学校等教育充実度です。

学校等教育充実度は十条に軍配が上がっています。

十条は学校等教育施設が近隣に幼稚園、小学校、中学校、各種学校と４種類６箇所揃っています。さらに保育所施設数としては２箇所ありました。

戸越は近隣に小学校、中学校、義務教育学校の３種類４箇所が揃っています。そして近隣に保育所施設数はなんと１４箇所もありました。

学校等教育施設は十条の方が多いのですが、保育所施設数の数が圧倒的に戸越の方が多くなり、結果的に十条の得点が高くなっていますね。

ただここまでを見ているだけでも項目ごとに軍配が入れ替わり、良い比較となっているのがよくわかります。



●生活安心度
次は生活安心度になります。

生活安心度は十条に軍配が上がっています。

十条は近隣に「洪水、地震」に対応した災害指定緊急避難場所が１箇所あります。

対して戸越は近隣に災害指定緊急避難場所が１箇所もありませんでした。

災害指定緊急避難場所としてはあまり差が出ませんでしたが、病院施設数としては少し差が出ました。

十条は病院施設が近隣に３０箇所あり、戸越は２５箇所でした。

あまりどちらも災害指定緊急避難場所が豊富に準備されている地域ではありませんでしたが、どちらも病院施設は十分な数の施設がありました。

ただ施設数としては十条の方が多く、得点としても高くなりました。



●近隣快適度
最後は近隣快適度になります。

最後の項目近隣快適度はなんと引き分けに終わりました。

十条、戸越ともに近隣にパチンコ・スロットが１箇所ありました。

そしてどちらも救急病院は近隣にありませんでした。

治安注意施設はどちらも１箇所、救急病院はどちらも無しとなり、同じ数ということで得点差が出ず、ここでは良し悪しがでませんでした。



●最終結果
ということで最終的な結果は下記の通りとなりました。

今回の地点では戸越の方が得点が高くなりました。

ただ得点差も大きくなく、項目ごとに軍配が入れ替わり、かなり良い比較になったのではないでしょうか。

正直どちらも商店街が近くなだけあって、かなり住みやすい印象を受けます。

今回は公共交通機関便利度や公共施設充実度、学校等教育充実度で少し差が出たことで、結果的に戸越に軍配が上がりました。


ただ、今回はあくまでも十条のある地点と戸越のある地点の比較にしかすぎません。

地点を変えるだけで同じ駅同士の比較であっても全然結果が変わることはよくあります。
（決して十条駅と戸越駅の優劣結果ではありません。ご了承ください。）

是非りっちどっちにログインして実際に気になる具体的な地点を比較してみて下さい。

全然異なる結果になると思いますよ。


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最後に検索にあたっての条件と補足を下記に記載しておきます。

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『条件』
●検索範囲
500m
→徒歩圏内を想定しています。

●お気に入り店舗
食品スーパー、オーケーストア、コンビニチェーン店、ドラッグストア通常店舗、ゆうちょ銀行窓口、持ち帰り弁当・惣菜チェーン、ミスタードーナツ、ダイソー
→ご家族の方でも単身の方でも近くにあるといいなぁ、というのを個人的主観で設定してみました。

●勤務地等ターゲット住所の最寄駅
人形町駅（ 東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線）
→ここは個々人によって変わる場所ですので、あくまでもご参考程度としてください。


『補足』
■お気に入り該当度
事前に設定したお気に入りカテゴリーに該当するショップがどれだけ設定した範囲内に存在するか、ということを判定した結果になります。

■近隣ショップ充実度
設定した範囲内にどれだけショップが存在するかを判定しています。
お気に入りで設定していないショップも含めた近隣に存在するショップ数になります。

■公共交通機関便利度
設定した範囲内にある駅数や、勤務地等ターゲット住所を設定している場合はターゲット住所の最寄駅までの移動時間、乗り換え回数などを元に判定しています。

■公共施設充実度
範囲内にある公共施設の数によって判定しています。

■学校等教育充実度
範囲内にある学校等教育施設の数によって判定しています。

■生活安心度
災害指定緊急避難場所の有無や洪水等災害リスクの有無によって判定します。
洪水等災害リスクの有無については公表されている地区とされていない地区があり、公表されている地区・地点に該当すると少々差が出やすい項目になっています。

■近隣快適度
範囲内に嫌悪施設と呼ばれる施設の数が少ない方が点数が高くなる項目です。
嫌悪施設という言い方は適切ではないかもしれませんが、風紀を乱す恐れのある施設など、近隣に立地することが嫌がられる施設になります。（不動産用語となります。）
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